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『星晶のレガリア』
ストーリー
レガリアの成立のお話…いわゆる、建国神話です。
はるか昔から脈々と語り継がれ、現在のレガリアの民の宗教観や価値観などを形作りました。
始まりの物語
今から千年前のこと。
宙から巨大な晶石が、深い森に囲まれた山へと降り注いだ。
人々は星々の海から贈られたそれを『星晶石』と名付ける。
礎の如く頂に星晶石の聳える山は、共に現れた白竜とその眷属の領域となった。
星晶石から溢れ出した膨大なエーテルは一帯の地脈を満たし、土地を豊かにした。
作物はよく実り、坑道ではエーテルを含む鉱石が採れるように。
そして、そこで暮らす人々も代を重ねるごとに、
優れたエーテル回路、高いエーテル素質を持つようになっていった。
人々は山を聖域として立ち入る事を禁じ、星晶石と竜たちを崇めた。
しかし、そんな土地にも苦難の時代が訪れる。
星晶石のエーテルに惹かれ、山麓から広がる森に数多の魔物が住み着き、
森は危険と瘴気が満ち溢れる場所となる。
人々は山に縋る様に、点々と小さな集落と農地を作り、怯え暮らす他なかった。
そうして暫しの暗黒時代が続いたのち、集落からひとりの巫女が現れる。
彼女は聖域である山に登り、竜と契を結んだ。
これにより、人々は白き竜とその眷属の庇護を受け、山に住むことを許されたのだ。
人々は山を削り出し、都市を建てて巫女を長とした。
そして神の化身たる白竜を、人に王権を与えし大いなる存在──『アルス・レガリウス』と呼び、
そこから都市の名を『レガリア』と定めた。
『星晶のレガリア』の物語は、ここから始まる。
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